銅鉱山 廃墟 鉱山 廃坑 坑道 廃鉱
 

 詳細不明

探索日2012年11月10日


 

 この地方では有名な3つの坑口があるが、その他にも多数の
 坑口が存在する。「たぬきぼり」と言われる地表の露頭から鉱石を追って、
 無計画に掘り進む採掘方法の小さな坑道を合わせると数百の
 坑口や坑道があるが、その多くは経年劣化により埋没している。
 今回はたぬきぼりの坑道ではなく、
 しっかりとした坑口を持ち、トロッコ輸送をしていた坑道に辿り着いた。
 しかしこの坑道の名前が分からなかった。【現在、坑口名は判明しております】

 有名な徳川埋蔵金もこの地の古いたぬきぼりの坑道に隠されたとも噂される。

 今まで何箇所もの坑道を探険したが、何か霊的な感じと言うのだろうか?
 この坑道だけはたった1mでとてつもない恐怖感?何か「立入るな」と訴えかけられる
 嫌な予感がする。こんな事は今までに無かった。

 「この坑内は崩れやすいから立入るな」と親切な警告をしているのか?それとも
 「邪魔をするな、入坑するなら押し潰して血塗れのズタ袋の様になった肉と内臓を目にして死ね」
 と脅されてるともとらえられる圧迫感。何故か今まで感じた事の無いこの坑道の恐怖感を
 体に受けながらの探索となった。しかも、今思えば4の付く日だった。。。。

 

 

のっけから嫌な予感。
事故を起こして間もない
状況だった。
今は早朝、ほんの数時間前に
事故があり、このあと
日中に撤去作業が行われる
でしょう。

 

 

ジュースを満載しており
周辺にはグレープジュースの
甘い香りが漂っている。

一直線に残るブレーキ痕から、
気がついた時には
後の祭り、速度超過、前方不注意が
もたらした被害。
圧倒的な荷重と車重から
止まることができず横転。

 

 

民家に被害を与えているが、
幸いにも人身にはならなかったようだ。

居眠りだろうか。カーブに気がつき
フルブレーキをしたが
間に合わず反対車線へ飛び出し
右側道へ横転。
左にハンドルを修正する暇も無く
正面から突っ込んでいる。

スピードの出しすぎと
無理のあった労働環境だったのか?

 

 

山道を走行中、怪しい空き地と山奥へ続く獣道を発見した。

過去には車一台と通れる広い道だったが

現在は藪に覆われ一見、道と判別できない。

しかし、この地は色々な場所で採掘したと言うので

不自然な空き地は何かがあるかもしれない

サインでもあった。小規模な選鉱場や、作業場、

荷積場の可能性がある為だった。

 

 

装備品を点検し怪しい獣道へ行ってみよう。

山中のため、念の為ロープを装備しておこう。

(情報によるとこの付近、かなり竪坑が存在し
閉山後に網を被せそこに倒木を重ね
土砂を詰めたので所々が陥没していると言う。
完全に下まで土砂を詰めてないので気をつけて
くださいとの事だった)

 

 

しばらく山を登った後に辿り着いた場所。
明らかに切り通しではないだろうか?
この先に何かがあることを示してくれている。

 

 

道が寸断されている。小規模ながら
崖崩れがあったようだ。
瓦礫の先、まだ道が続く。

その先は岩盤を
削って道が!

 

 

巨大な一枚岩の側面を
削り取るように道が作られている。

(後の情報によると、ここには
 トロッコが走っていたという)

 

 

道幅は狭く所々が崩落している。

 

 

右側は崖になっている。
高さ的には10mほどでそれほど高くは無い。

 

 

切り通しから数百メートル、坑道を発見した。
坑口はすべて岩でふさがれていた。
二箇所の坑口の他、左側にも小さな坑口が開いている。
二箇所並んだ写真の坑口、中心には
山乃神が祭られている。

少し坑口周りを調べてみよう。

 

 

不思議な形の坑口。
二箇所並んだ他に左手にも一箇所。
どうしてこの様な形にしたのか?
崩落防止の為に柱として坑口の間、
中心部を残したのか?

左手の小さな坑口は
かろうじて入れる状態だった。

 では早速入坑してみよう。

 

入坑してすぐ右手にカーブをして
本坑へ繋がる。その距離
ほんの5m

しかし

こ、これは辛い。。。。
何故か凄まじい圧迫感
が自分の身を襲う。

一人だからか?いや、
単独でも場数は踏んでいる。
坑口が小さいからか?
それは少々あるかもしれない。

霊感はまったくの0だが、
何か威圧的な感じを受ける。
右手は二箇所の坑口、
左手は奥へと続く。


 今まで様々な坑道へ行ったことがあるが、
 この様な雰囲気を受けたのは初めてであった。
 怖いと言う雰囲気ではなく、居るだけで辛いかんじだった。

 「なんの警告か?」

 特にポルターガイスト現象が起きる訳でもなく、
 声も物音も聞こえない。水滴の音さえ聞こえない。
 まったくの沈黙が広がる。
 たった4m入ったこの場所で引き下がりたい気分だ。
 正直一度引き下がり、坑口前で悩み抜いた末
 山乃神にもう一度手を合わせ、

  「ほんの少し、中を見させてください。」

 お願いをしてしまった。

 そして意を決しての再度入坑。

 

現在たった、7m地点。
辛い気分には変わりは無い。
崩落の跡があるが、先へ
続いているようだ。

 

 

坑内から坑口を望む。
坑口は二箇所だったが、中では
一つになっている。
支保坑は倒れかけ、用途を
成していなかった。

 

 

先に進んでみよう。現在撮影している場所は
丘のように盛り上がっている場所から。

崩落したことにより、上からの土砂で丘
のようになっている。

どこまで続いているものか。


 

 


左手壁面には、電気ケーブルをかける
フックの様なものが付いている。
右手には鉱水用に溝が掘られているが
水は流れていない。
坑道では珍しく非常に乾いた場所だった。

 

 

 

坑内壁面は細かくザラザラとした触り心地であり、
砂岩の様な感じだった。
亀裂が入っており、岩石をくり貫くという感じではなく、
岩石を積み上げた部分を崩して作った感じに見え、
脆い部分も見受けられた。

 

 

 

そして、たった60m程で崩落を迎える。
どんな轟音だっただろうか?
閉鎖されてから誰も来ないこの坑道で、
耐久限界を超えて自然に崩落。
今まで静かだった坑道内、「パラパラ」と崩れる
予兆を見せた後、轟音とともに砂埃を巻き上げ
崩落したのだろう。
誰にもその衝撃的な光景を見せることなく、
寿命を迎えた。
崩落の先はまだ続くのだろうか?もしかしたら
崩落している厚さはほんの数十センチ程度
あるかないかで少し掘れば行けるのではないか?
その後は広大な坑道が広がり、過去の遺物を
拝めるのではなかろうか?期待も膨らむ。

 

 

 

もう二度とくることは無いだろう。

壮絶な威圧感を未だに感じる崩落地点。

一度は許されたかも知れないが、

「次は」無いだろう。

「脅迫」か?「警告」か?どんな方法であろうとも、

人を近づけさせない威圧感を感じさせる坑道、

一度は許されるが、二度目は無いかもしれない。

岩石の圧倒的な重さにより、ケチャップを詰めた込んだ

人の体を模した粘土細工。それを押し潰し、

ジャムの小袋を踏み潰したかのような、強烈な圧迫で

裂けた粘土から内臓の様なケチャップをはみ出させ、

原型を留めなくなるかのような状態を

現実として見せ付けられる事になるかもしれない。

霊感は無くとも感じ取れる圧迫感、

坑口の前で山乃神に一礼をし、崩れ落ちるかの様に

座り込みタバコに火をつけた。

 

後日、友人と共にもう一度この場を再訪した。
そのときの状況映像はこちら。
27-廃校探検 鉱山レポ27号坑道

 

遺構調査機構へ戻る

 

文象坑 鉱山 廃坑 廃鉱 地下 竪坑 立坑