加蘇鉱山 廃坑 鉱山 廃鉱 竪坑

【週末探険隊合同探索】 Deep Blue

今回訪れた場所は過去、マンガンを採掘していた坑道。
鉱床は古生層中に胚胎する交代性熱水鉱床であり、バラ輝石、テフロ石、マンガン柘榴石等のケイ酸塩鉱物を産出していた
発見できた坑口は2箇所。通道坑と大切坑だった。
周辺にも数多くの坑口があると言うが、斜面が急であり、坑口図もないので闇雲に歩き探すのも時間がかかってしまう。
今回は事前に調べた坑口から入坑した。

加蘇鉱山 数箇所残る坑口の一つ。
通道坑「鉱山大通道坑」と
記載してある。横幅1m・全高1.5m程で
大きい坑口ではない。
しかし、造りはカッコいい。

出入りを考えていない封印タイプであり、
この場所から入るとなると、
柵の下を流れるマンガンを含む黒い堆積物に
頭を突っ込まなくてはならない。
ちなみに手に付着するとコールタールを
触った有様になる・・・。

 

碍子が見える。直線に進むが10m先で緩やかに
右へカーブしている。水没しており、水深は約30僉
堆積物がどの程度たまっているかは
わからない。


別の入口を探すことにした。

 

小屋の様なものを発見した。
最初はトイレと思ったが、そうではないらしい。
守衛詰所だったのか?

 

巨大なコンクリート製構造物を発見した。
ホッパー等があることから、選鉱場があったと
思われます。

 

 選鉱場上部に坑口を発見した。

先客か!

 誰か入坑中なのだろうか?
 扉が開いている。これは珍しい光景でもあり、
 面倒な事がなさそうだ。

 この坑口は大切坑。
 通道坑よりも坑口の規模が大きく、
 開いている人道用の入口の規模は小さいが、
 高さは2m弱、幅は2.5m位ではないか。


ここに初めて訪れた時は偵察を兼ねて単独で入坑したが、ちょっとしたハプニングがあり退却を余儀なくされた。
今思えば、退却をした事が幸となった。この坑道、同じような光景で入り組み方が半端ではなく、迷いった揚句、
涙目になるかもしれなかった。

状況開始
第一回目に来た時は夏であり、坑口前で涼んでから入坑。
坑口からは時折、霧が噴出していた。坑口より
10m間はコンクリートによる保護がされており、
その先は素掘りになる。
足元は抜かるんでいるいたが、水没や泥没はしていない。
トロッコの枕木が見える。

 

入坑から15m
素掘りになり、所々に支保坑が支えている。
所々亀裂が入り崩れやすそう。

 

坑口より30m程で支保坑が崩れ、落盤していた。
正面左手のコンクリート構造物の左手は部屋に
なっており、何か機器を置いてあった様で
土台が残っている。

 

更に奥まで落盤していた。上部には崩れた分だけの
大穴が開いており、「再度崩落するか?」と
極度の緊張感を感じながら通過した。

まだ先は続いていそうだ。

 

崩落を乗り越えた先は広くなっており、
三方向へ道が分かれている。

左手・中央・右手になり、
左手は奥行きがあるが泥没がひどい状態。
中央も泥没しているが奥行きが見えにくい。
右手は斜坑になっている。

黒い鉱水は斜坑を下り流れ込んでいる。

 

三方向の写真

今回は単独での探検はここまでだった。
写真をご覧になると分かるように、泥の堆積も酷く、ただのトレッキングシューズでは太刀打ちできない状況。


靴はコールタールに突っ込んだような状況。
軽装で来たのも悔やまれる。。。。

 

「ちくしょう。。。。今回は勘弁してやるか・・・・。」
山を眺めそう思ったw

第二回目 遺構調査機構のnao氏、廃墟写真撮影家のドイテフ氏が参戦してくれた。

二回目の今回は長靴では不足の可能性を考え
ウェーダを装備し入坑。

今回のオフでは参加者を募ったが、
週末探検隊の隊長「Baro氏」は
育児と、マンション購入と言う自分なら清水の舞台から
飛び降りる決心が必要な一大行事の為忙しく断念。

同じく一名、「なかてぃ氏」もその様な状況、
過去に樹海へ乳児をおんぶして参戦した事が奥さんの逆鱗に
触れたかは不明だが。

先日まで別の坑道を攻略していた「なかの氏」は職場からの
帰還命令の為、途中まで来たが離脱した。
もう少し早く入坑していれば強制圏外と言う事が可能かと
思われたが、どうも状況が重いらしい。

「マイケルfujisawa氏」は関西地方に行くとの事、
夢想吊橋を何度も攻略し、高さと言う恐怖に場馴れしたか、
ふっキレたか、通天閣を通常ではありえないやり方で登るとかで
不参加。

「鯖氏」は某所鉱山の坑内潜水で味をしめたか、酸素ボンベ
を両脇に抱えながら「潜れる坑道でなければ今回はパス」と
もとい、試験前なので参加できず。とのこと。

結果、計3名で入坑した。

 

まずは三方向分岐がある左手を進んでみた。

竪坑を発見したが、どの位深いのだろうか?
8m程までは見渡せるが、それよりも深い事は
ライトの光軸が進む事で分かっていた。
黄色く見える物はこの竪坑を降りる為の何か昇降機
の様な物か、竪坑を掘る際に使われる、「アリマックレイズクライマー」
の残骸ではないかとも。

鯖氏なら、潜るだろうなぁ・・・・。

 

少々濁っているが、支保坑が見え気味が悪い程
深さを感じる事が出来る。

 

竪坑上部を写した写真。
かなり上までシュリンケージマイニングで鉱脈に
沿って掘られている。

 

全て竪坑や、シュリンケージで
掘り下げた場所は
水没しているのではないだろうか?


この竪坑は水没していない。
下部の坑道はどこかに続いているのか?




「ハッ!」 暗闇の先に何か強い力、その気配を感じた。

 

意を決しライトを照らしてみるとそこには・・・・。

「ウッ!」

こ、このお姿は。。。。神ではないか!
人ではない高位なる存在。
仏教の世界では、悟りを開いた者として
仏像として偶像、具現化された存在。

坑口が開いており先客がいるのか?と思ったが
この方だったのではないか?

ご無礼承知で声をかけさせていただいた。
「あ、あの、ここで何をされているのでしょうか?」
デジタル化社会が進み、それは神の世界でも
同じらしい。。
カメラを使い「天地創造」の起源を探るために
全国を回り、まずは地下撮影しているとのことだ。

その後も何か2〜3質問したが、正直覚えていない。
お互い体にご自愛を。と、この場を後にした。

 

岩石だらけの景色から一変、コンクリートの
構造物が現れた!

これは初めて見た!
70°近い傾斜を持つ斜坑、そこに付帯する
レールと枕木。

 

nao氏が斜坑を撮影。
ここをどんな鉱車が行き来していたのか?
実際にその鉱車を見てみたい。

 

しかし、その鉱車を見つけるのは困難、いや二度と
発見出来ないと思われた。

下部は水没しており、その最下層に沈んでいるのだろう。

場所柄、三脚を立てる事が出来ず、手持ちでの撮影なので
ブレてしまっていますw

 

 

名残惜しく斜坑を後にした。
坑道の奥は現在でも軌道が残っている場所が多かった。

 

坑道を全て舐めまわすかの如く
歩き回った。そこには大きな空間があり、
崩れたのか?それとも打ち捨てられたのか?
支保坑が転がり、ズリも捨ててあった。

崩れを気にし、撮影はしていなかったが、この坑道は
所々浮石が多く、落盤の危険がいつあっても
おかしくない感じがする。

 

左手の坑道は全て見てきた。この坑道は普通の坑道と違い、
かなり入り組んでいる。平面図を頭の中に展開してみても、
1レベルの規模は小さいが、同じ風景はおろか、
アリの巣の様に分岐を繰り返すが、そのスパンが短く、
細かく覚えるのが難しい。

実際に何度も道を間違える事があった。

左手の写真は3分岐の正面を進んだ場所。
崩落しており、その手前には、電灯と電球が大量に
置かれていた。

 

3方向の内、最後の斜坑を降りた。
斜坑を降りた直前で卵の腐った臭いを微かに
感じた。汚泥から発せられた物か?
それとも地下深くから亀裂を縫って吹き出ている
硫化水素なのか?

危険ではなさそうな状況から、さらに進むと
またもや水没竪坑があった。ここも濁っているが
深そうだ。

 

 

 

いつ沈むかも分からない板を無謀にも足をかけ
先に進む試みをするドイテフ氏

「やっぱダメだ」と・・・・。

そ、そうだろうよ。。。

崩れた足元の大きめの石は
水の中を「ゴッゴッっ」と鈍い振動と
立てながら沈んでいく。

少々恐ろしい感じがした。

 

斜坑の下は崩れたのか?それともこの場所で
積込み搬出していたのか?このレベルの
規模は小さかった。
このすぐ右手はドイテフ氏が渡ろうとした竪坑があるだけで
そのほかに進む場所がない。
残るのは光が見えるこの坑道。
この先は一番最初に撮影した「大通道坑」の入口になる。

全てを回ってきた。次回この場所に来る時は別の坑道を探し探検することだろう。

 

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