廃墟 坑道 水路 隧道 トンネル 伊豆 豆州 稲取町 国道136号線 稲取町上水道黒根水源 第四集水池
稲取上水道黒根水源
【単独潜入】 古き上水路 水源隧道

今回来たこの地方は過去1978年1月14日,、伊豆大島と伊豆半島との間の海域に起こった
「伊豆大島近海地震」では、伊豆半島東部稲取付近を中心に大きな被害があった。
また伊豆半島では、稲取付近からほぼWNW方向に走る断層が出現した。
気象庁によるこの地震の震源要素およびマグニチュードは次のとおりであった。
震源時: 12h 24m 38.6s±0.1s (JST) 震央: 3446±1N, 13315±1E.、稲取一大峯山断層と
浅間山断層に囲まれる幅2.5km,長さ3〜4kmの大規模な地すべりの周辺部に生じた地盤破壊に
より、国道135号線は無力化され、周辺の隧道群と共に崩壊した。

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上記は稲取周辺の震源マップと断層図 (説明文を除き)

(米軍・防衛省より借用)

 

その崩壊した旧国道135号「稲取」周辺の区間に謎の遺構を発見した。
(旧道区間に残される車を見に行くつもりだったのだが)

国道旧135号線上
これが現在の国道旧135号線上です。 土砂崩れの跡に30年以上の月日により、車道の面影を残さない。
 

 

国道旧135号線稲取上
この状態を見ると初めて「ここに道が存在した」と確認できる。道は崩壊したがガードレールが残されていた。


 


そしてその廃道と化したこの場所に遺構が存在した。かなり頑丈な造りであり、偉人の墓所の様にも
見えてしまうほどの構造物であった。「稲取町上水道黒根水源」と書いてある。
 


稲取上水道黒根水源内部
本当にお墓と言われれば頷いてしまう丁寧な造りだった。上水道と言う事は、飲料水としても使われる場所、
綺麗な造りなのは当然なのかもしれない。過去には澄んだ綺麗な水が流れてきていた場所だ。
中心の箱の様な物が水カメで、奥の貯水槽とは段差により衛生面が保たれていたのだろう。
井戸の様にくみ上げていたと思われる。その奥は普段は安全衛生上、鍵をかけ塞がっていたのではないか?
 

 

第四集水池
地震による影響だろう。天井が崩れかけているが、内部構造が鉄筋RC構造の為か崩壊に至っていない。
コンクリート製であるが、壁面には石板が貼ってある。
正面には石を削り造られた「第四集水池」と書かれている。第四と言う事は第三、第二とあるのだろう。
奥に空間が残るようで、水路の様な物も残っている。もしかすると別の池に出れるのではないだろうか?

 

 

第四集水池 貯水槽
入ってみると3畳半程の小部屋になっている。ハシゴは錆により辛うじて残る程度。
この場所に水が蓄えられていたと思われる。工程上は貯水槽ではないか。
一番左に残るパイプは外に排出され、表にも水汲み場があったのだろうか?オーバーフローだったのか?
中心のパイプは入坑場所を貫き、何処かに進んでいる。別の場所に水を運ぶパイプらしい。
一番右の大きなパイプが入坑場所の水カメに繋がっている。異物を除去するために
パイプ周りには布袋を被せてあったと思われる。

そして撮影している位置の後ろ、私の背中の方に水路があり、沈殿槽と思われる窪みが残る。

 



あらやだ。。。。
ゲジが居るじゃないの。。。。
しかもオオゲジと言われる種類。
デカイ物だと足の長さを合わせて
20cmと、巨大な物も見た事がある。

しかしこの生物だけは好きになれない。
なんでそんな形に「生まれてきちゃった
のだろう」と「大きな世話だ」と
思われるだろうが。。。。

 

水路1
水路に潜入する。砂等を沈殿し除去する「沈殿槽」を乗越えて、水路に潜入する。
所々に長方形の窪みがあり、湧水が湧きでていたのだろう。地震により水脈が変わり湧き出る事が無くなってしまった。
水路の幅は60センチ程度、高さは80cmから90cm弱だろう。かなり狭く嫌いなオオゲジが目の前に
迫り、鬱になる。。。。。
 

 

稲取町上水道黒根水源内部 動画youtube

 


私以外の何か(光学迷彩と言う見える人には見えるらしい念性物質?物質なのか?)が
写ってしまわない事を祈りつつ撮影。
この様な狭さであり、天井や壁にへばり付くオオゲジを見たくもないのに「黒い縦筋があるんだなぁ」と柄等
かなり詳細に見る事が出来る。とにかく落ちてこない事を祈っていた。
 

 


空気の流れは無くなり、内部の湿度によりレンズは曇りだす。。。

「よっきよ、、、ハメたなw 空気の流れねぇじゃねぇかよw」
その後も何度か地震や自然崩落により埋まってしまってるのではないか?
 

 


最深部、この辺り非常に危険な状況。空気の流れどころか、酸素が薄い状態。
好酸素性の土壌細菌やら有機物やら良く分からんが、そのせいで酸素が少ない。
右手に写る青いカゴの先にも水路があった感じだが、閉塞。
そして、正面は素掘りと言うか土でホール状の状態で閉塞。地震の影響だろうか。

 

閉塞は確認できた。さて、こうしてもいられない。

脱出しよう。


多くの犠牲もあり、鉄道網、国道が寸断した。
復旧が困難な道路、枯渇してしまった湧水池、取り残された建物等、あまりにも多くの物が失われた。
国道は別の場所に生まれ変わり、この場所も放棄されたが、別の場所に現代と言えるポンプ式の安全な上水場が
あり、この一帯の暮らしを支えている。

 

今までありがとうの気持ちを込めて。。。。

 

稲取町上水道黒根水源内部 動画youtube版

 

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