紀州鉱山 鉱山 廃鉱 坑道 地下

 

写真で見る鉱山用語・設備

 

 

 

鉱山設備編

 

小割室

切羽又は坑井から落下する鉱石の小割を行う目的をもって、
運搬坑道のじょうごの上方に設ける室。
(参考図1において小割室の位置。参考図2においてEの位置。)

小割室 説明1
参考図1

小割室説明2
参考図2

小割室説明3
実際の小割室の画像 (実物)

 

 

 

 

ホッパー・貯鉱槽


参考図:ホッパーと貯鉱槽

採掘され選鉱された鉱石は、貯鉱槽へ溜められる。
上記の資料から説明すると、鉱石を積み込む為の鉱車が「青い軌道」を通り貯鉱槽真下まで入線する。
ホッパーと呼ばれる注ぎ口から鉱石が鉱車へ積まれる。

鉱車の車両数が多くなる場合に対応する為に、余剰の長いレーンを作り、鉱車の連結を
解いたりすることなく、多くの鉱車へ積み込むことができる。

 

 

 

 

竪坑昇降機・ケージ

地上と地下を結ぶ竪坑を行き来する為の昇降機(エレベーター)
深さによっては太いワイアーや複数のワイアーを使用している。
鉱車や人員の乗るケージも2段式、中には3段式となる大型のものもある。

 
参考画像:竪坑昇降機 (実物)


参考画像:竪坑昇降機 (実物)

ワイアーの重み自体で破断する可能性もあるので、ワイアーが太ければ良い
と言うことではなく、複数本使用したり、重量による最大深度が限られる場合、
別の竪坑昇降機に乗換後、更に深度へ降りるものもある。

 

 

 

 

プラット

立坑、斜坑と水平坑道との交差箇所で鉱車、材料などの積みおろしと人員昇降のために設けた小広場。

プラット
参考画像:竪坑脇のプラット スペース。

 

 

 

 

 

スカフォード

竪坑掘さくの際,築壁,すらせの取り付け、その他の作業に使用するために、
竪坑内につり下げる移動式足場。

スカフォード 説明1スカフォード 説明2
参考資料左は説明図 資料右がスカフォード本体(多段式)

 

 

 

 

 

アリマッククライマー 

(竪坑・斜坑、穿孔掘削機)


参考画像:アリマッククライマー (展示品)


参考資料:アリマッククライマによる竪坑構築 (展示品)


参考資料:アリマッククライマによる斜坑構築


参考画像:ガイドレール部
ガイドレール部の配管に換気用の空気、機器作動用の圧縮空気、穿孔時の冷却水等が通る。

 

 

 

 

 

鉱山機器

 

クローラドリル

さく岩機をクローラに搭載したせん孔機械。

クローラドリル
石灰鉱山 露天掘りにて撮影

 
参考動画:古河ロックドリル株式会社 「油圧クローラドリル」

 

 

 

 

ジャンボ

せん孔を容易にする為、さく岩機を台車上のブームに取り付け、移動ができるようにした装置。
クローラタイプやホイールタイプ、低床タイプ、旋回重視の小型タイプなど様々な種類が存在し、
鉱山の坑内状況や規模により、オーダーメイドで作るところもある。

1鉱山 ジャンボ1

 
参考動画:古河ロックドリル株式会社 「ジャンボ」

鉱山 ジャンボ2

鉱山 ジャンボ5

鉱山 ジャンボ6

 

 

 

 

ショベル式積込機

機体を前進して、破砕された鉱石などの中へ前部のショベルを突っ込み、すくい上げ、
ついで機械の後方まで反転し、後続する鉱車(炭車)又はコンベヤへ直接投げ込む動
作を行う積込機。


参考資料:ショベル式積込機 (実物)
ブームの旋回範囲が大きい事から、広い坑道内でしか使われず、坑内車両の中でもかなり珍しい。

 

 

 

ローダー

発破等で崩された岩石や鉱石をすくい上げてトロッコなど鉱車に積み込む為の機器
通常は軌道上を走るために車輪であるが、広い採掘鉱区ではタイヤを装着し自由な
移動ができるタイヤローダー(ホイルローダ)やキャタピラを装着したクローラローダーもある。


参考画像:小型タイヤローダー (展示品)


参考画像:大型タイヤローダー (実物)
鉱車に積むタイプではなく、坑内用ダンプカーに積むタイプ。


参考資料:大型タイヤローダー車体図

ローダー
参考画像:レールの上に残ったままのローダー (実物)


参考画像:坑内に置かれたままのローダー (実物)


参考画像:資料館に展示されたローダー (展示品)


参考図面:クローラローダー(エクスカーベータ)
キャタピラ(クローラ)走行のローダー
(非常にレアマシンらしく。実物を見たことがない。)


参考画像:切り場にて鉱車(トロッコ)に積む光景 (展示品)

 

 

 

鉱車

鉱山において、主として鉱石,石炭,廃石などを運搬するのに使う車両。 
トロッコと呼ばれる馴染みがある。

 

 

 

人車

もっぱら人員の運搬に使用する車両。 

 
参考画像:左・坑内で朽ち果てていた人車 (実物)  右・左写真の人車と同一車(展示品)

 
参考画像:グランビー鉱車を改造して屋根を付けたと思われる人車。(実物)

 


参考画像:小型二名乗車型の人車。これも鉱車を改造したもの。(実物)

 


参考画像:人車として純粋に設計されたもの。(実物)

 


参考画像:鉱車を改造して屋根を付けた人車。(実物)

 


参考画像:斜坑移動用に作られたケーブルカー式の人車。(実物)

 


参考画像:観光坑道用の人車。(展示品)

 

 

 

 

台車

坑木,機器,材料などを運搬するために作られた車両で、平らな台に車輪が取り付けられている。


参考画像:坑口付近に置かれた台車(実物)


参考画像:坑口付近に置かれた台車(実物)


参考画像:坑内に置かれた台車(実物)


参考画像:坑内に置かれた台車(実物)  (特殊用途でインクラインで使用されていた)

坑内 台車
参考画像:坑内でそのままになっている台車 (実物)


参考画像:ANFOを積んだ台車 (展示品)

 

 

 

 

 

ビット

ロッドの先端に付けてせん孔する刃先。

鉱山 ビット1
ボーリング用ビット

鉱山 ビット2
掘削用ビット:赤枠の物がビット

 
参考動画:ビットの動き

鉱山 ビット3

 
様々なビット


中には、この様な大きな物もあるが、これは穿孔するというよりも、岩盤を削りながら進んでいく。
主に炭鉱では利用が多い。


参考動画:ビットとロッドの種類 

 

 

 

 

ロッド

せん孔するために使用する鋼材で、シャンク(柄)及びシャフト(軸)からなる。


青枠の棒状の物がロッド

 

 

 

 

さく岩機

せん孔に使用される機械の一種。 ピットの衝撃作用、削り取り作用又は両者の併用によりせん孔する。

 

 

 

スキップ鉱車

斜坑及び立坑巻上装置で鉱石、石炭などをばら積みで運搬する箱。 
転覆式と底開き式とがある。

スキップ鉱車説明1
参考図:スキップ斜坑 (転覆式)

スキップ鉱車2
スキップ斜坑用鉱車(転覆式) 図面

スキップ鉱車3
小型 スキップ斜坑用鉱車(実物)

スキップ鉱車2
大型 スキップ斜坑用鉱車両(底開式)図面

デマーグ式 鉱車 スキップ
大型 スキップ斜坑用鉱車両 底開式(実物)

スキップ竪坑
参考:スキップ竪坑 (底開式)

スキップ竪坑 説明
参考:スキップ竪坑 (底開式) 実物

 

 

 

 

 

 

坑道編

 

 

通洞

山腹からほぼ水平掘削した坑道で、主として運搬、排水、通気などに使う。


参考写真:足尾銅山銅山観光内、通洞坑口

 

 

 

 

竪坑

垂直に掘削した坑道

 

参考動画は400m竪坑道

 
参考画像:竪坑(実物)  (写真右はパノラマ撮影)

 

 

参考動画:竪坑(海外映像) 


参考資料:多くの水平坑道を繋ぐかのように竪坑が存在する。

 

 

 

 

斜坑

斜めに掘削した坑道


参考画像(実物)

 


参考画像(実物)


参考図面:斜坑図

 

 

 

 

立入坑道

鉱体外から鉱体に向けこれを貫くように、又は鉱体の伸長方向に交差して掘進する坑道。


参考図面(立入坑道とは、鉱体方向へ掘削する坑道。図で言う赤い線に沿う坑道)

 

 

 

 

ヒ押坑道

鉱脈に沿って、その走向方向に掘さくする水平坑道。


参考図面(ヒ押坑道とは、鉱脈に沿い掘削する坑道。図で言う青い線に沿う坑道。青い線は鉱脈)

 

 

 

 

中段坑道

上下の主要水平坑道の間に掘さくした水平坑道。


参考図:鉱山法にて、主要坑道間は概ね30mであり、その間に中段坑道がある。

 

 

 

 

坑井

採掘した鉱石を自然落下で運搬するための小立坑。


参考図:坑井とは、上記参考図の、赤い文字「坑井」の位置。
採掘された鉱石は坑井に投げ落とされ、後に下部からトロッコやスキップ竪坑(鉱石用昇降機)から地上にあげられる。

 

 

 

目抜き

近接する入気坑道と排気坑道とを連絡するため、一定の間隔をおいて設けた坑道。

 

 

 

 

切羽

石炭、金属などの鉱山において石炭、鉱石などを採掘し、又は坑道掘進を行っている作業箇所。

 
参考動画:削岩機による切羽作業


参考画像:ダイナマイトを設置し爆破、破壊された岩石をローダーで集め、後ろに控えるトロッコに載せる。
その後はレールを布設し、延伸を図っていく。

 

 

 

 

 

発破機器

 

工業爆薬



工業的用途に使用する爆薬。 法令によって定められた爆薬のうち、鉱山において一般に使われているのは次のものである。

硝安爆薬(硝酸アンモニウム油剤爆薬 ANFO)

硝酸アンモニウム(硝安)94%と軽油6%を成分とし、他の火薬類や鋭感剤を含まない。
起爆時には、通常のダイナマイトや含水爆薬などの爆薬を起爆剤(ブースター)として用いる。

 

こう(膠)質ダイナマイト

膠質ダイナマイトは,綿薬でコロイド化(膠化)したニトログリセリン(NG)を基剤とした、
可塑性のある爆薬である。鉱工業用には、

桜ダイナマイト(NG約50%、硝酸カリ約40%)、
桐ダイナマイト(NG30〜50%、硝酸アンモニウムを含む。特桐,新桐,3号桐などの種類がある。)
榎ダイナマイト(NG約50%、硝酸アンモニウム,硝酸カリを含む。後ガスを特に考慮した)が、市販されている。

検定爆薬には,

白梅ダイナマイト
(NG35%前後,硝酸アンモニウム,減熱剤を含む。
3号白梅,3号特白梅の種類がある。)

硝安ダイナマイト
主に硝酸アンモニウムを酸素供給剤とし,減熱消炎剤を含有する粉状ダイナマイト。

が市販されている。

 

スラリー爆薬・エマルション爆薬(含水爆薬)

含水爆薬(スラリー爆薬およびエマルション爆薬)含水爆薬とは、組成中に水を含む
(含有率は通常8〜15%)ことを特徴とし,スラリー爆薬とエマルション爆薬の2種類がある。
成分には,水,硝酸アンモニウム,鋭感剤(アルミニウム,モノメチルアミンナイトレート,硝酸ヒドラジン等)、
粘ちゅう剤,気泡剤,油剤,乳化剤等を含み,膠質またはゲル状である。衝撃,摩擦等に比較的安全であり、
特に火炎では着火しにくい。耐水,耐湿性があり、水孔の使用に適し、後ガスは非常に優れており発煙量も少ない。
一般発破用,炭鉱用,耐熱用,スムースブラスティング用等種々の製品がある。

 

 

 

 

工業雷管

法令によって定められた工業雷管及び電気雷管。装薬量、管体の材質、点火方式、点爆時間などによって分類する。 

内容薬量による分類:3号,6 号,8 号雷管
主に6号雷管が使われる。

 

管体による分類: 銅雷管,鉄雷管,アルミニウム雷管

 

点火機構による分類:

点火玉式電気雷管,C 型電気雷管

 

点爆時間による分類:

瞬発電気雷管

瞬発電気雷管は通電と同時に起爆される電気雷管。

 

遅発電気雷管,デシセコンド (DS) 

DS段発電気雷管は、10分の数秒きざみの秒時間隔に設定。段数は白色の結束テープに表示。

 

電気雷管,ミリセコンド (MS) 電気雷管

MS段発電気雷管は、1000分の数十秒きざみの秒時間隔に設定。段数は橙色の結束テープに表示。


参考図:導火線雷管構造


参考図:電気点火雷管構造 (瞬発・段発)

電気点火装置は、電橋(白金線等)と点火薬とから成る。通電により電極が発熱し、点火薬を発火させる。
延時装置は、過酸化バリウム,四三酸化鉛,クロム酸鉛等と金属または合金粉末等を組合せた、延時薬を造粒
装填している。塞栓には合成樹脂またはゴム等を使用し、雷管内部を完全に密封して防水する。脚線の心線は,銅,
鉄またはアルミニウムを用い、合成樹脂で被覆する。心線の径は0.4mm以上とし,長さは2.4m,3.0m,4.5m等がある。

 

 

 

導火線

雷管の点火に使うもので、黒色火薬を心にし、麻糸その他で被覆したもの。
標準線径は4.6mm

導火線


 

 

導爆線

ペントリット、ピクリン酸などを心薬とし、麻糸、更にアスファルト、合成樹脂などで防水処置を施ししたもので、
爆ごうを伝えるために使う。25および50グレン導爆線が市販されている。主として鉱山の大発破爆薬起爆に用いる。

参考図

 

 

 

発破母線

電気雷管の脚線と発破器とをつなぐ電線。

 

 

 

爆速

爆反応が火薬中を進行する速度。

 

 

 

殉爆

ある距離を隔てた爆薬の一方が爆発したときに、
空気,水,地面、その他の媒体を隔てた第二薬包が感応し爆発する現象を殉爆という。

参考:射撃中に殉爆した弾倉???(中国)
投下爆弾や爆薬等は起こるが弾倉の殉爆は大変珍しい。
装薬の種類から殉爆は起こらないはずだが、
中国ならわからなくもない。
恐らくは射撃中の熱の蓄積が雷管を起爆させただけなのかもしれない。

 

 

 

装薬

発破孔内に爆薬を装てんすること、及び装填した爆薬。
装薬作業
参考:穿孔部への装填作業 (電気雷管を装填中)

 

 

 

タンピング

装薬の後に、込め物を発破孔内に押し込む作業。


参考:ダイナマイトを装薬した後に込め物を詰める。

てんそく係数と言うものがあり、
装薬孔に爆薬を装填した後、せん孔の空げきに粘土,砂,水などを込める。
これが十分であるほど爆薬の爆破効果がよくなる。通常、込物が完全な場合を、
d=1とする。込物の発破効果に対する影響は、表下記の表の様に大きい。

 

込め物

タンピングに使う材料。 普通、粘土,水,砂,岩粉などを使い、アンコとも言う。

参考動画:坑内に残置された込め物(アンコ)

 


参考:坑内に残置された込め物(ダイナマイトではありません(笑))

 

 

込め棒

発破孔に薬包、込め物などを装てんする為に使用する棒。 普通、木製のものを使う。


参考:込め棒による装填作業。

 

 

 

点火器・発破器

電気雷管に電流を通じるための、携帯用点火具。

参考画像:左側ウィキペディアより。 右側メーカーホームページより。


参考画像:坑内に残された発破機 (実物)

 

 

発破

爆薬を使って物体を破壊すること。 

 

 

 

 

心抜き

坑道掘進の掘進面のように自由面が少ない場合に使う発破法。 
掘進面の一部を先に発破し、新しくできた自由面を利用して、その後の爆破を効果的にする。 
せん孔配置,装薬の量,点爆の順序などによって、いろいろな方法がある。

くさび型カット

ピ ラ ミ ッ ド カ ッ ト 

扇状カット

バーンカット 

 

バーンカット

心抜き法の一種。

平行にせん孔した発破孔のうち、いくつかを空孔で残して自由面とする法。

 

斉発

複数の装薬を同時に起爆すること。

 

段発

斉発に対する語。 複数の装薬を適当な時間間隔をとって、順次に起爆すること。

 

注水発破

発破孔に耐水爆薬を挿入し、パッカで口もとをふさぎ、圧力水を注水して発破する方法。

 

長孔発破

長い発破孔を使用する発破。

 

坑道発破

坑道を掘進し、その内部に大量の爆薬を集中的に装薬して爆破する方法。

 

小割り発破

岩石の大塊を破壊する為に行う発破。

 

外部装薬

爆破すべき物体の外面に爆薬を密着させて発破する方法であって張付け発破とも言う

 

うね鉱

グローリホール法又はトンネル法で、立坑又は坑道の間に残る部分。

 

 

無支保採掘法

採掘期間中,切羽の天ばん又は上ばん・下ばんを人工的に支持しない採掘法。

次の 6 種類がある。

a)無支保上向採掘法

b)無支保下向採掘法

c)中段採掘法

d)坑内グローリホール法

e)残柱式採掘法

f)シュリンケージ法

 

 

 

中段採掘法

鉱体内に適当な距離をもって中段坑道を設け、これに垂直な面を主自由面とする採掘鉱画をつくり、
中段坑道又はその地並を切り広げた箇所からせん孔し、無支柱、無充てんで採掘する方法。

 

 

 

シュリンケージ採掘法

掘さくした鉱石の一部を下から抜き取り、残りの鉱石を切羽内にため、その鉱石を足場として、
上向きに採掘していく採掘法。

 

 

 

充てん採掘法

鉱体の一部を採掘し、そのあとを全部又は部分的に充てんする。この作業を繰り返しつつ全鉱画を採掘する方法。

 

 

 

支保採掘法

金属鉱山において採掘期間中、切羽の天ばん又は上ばん・下ばんを人工的に支持して採掘する方法。

次の 2 種類がある。

a)充てん採掘法

b)支保採掘法

 

 

 

ケービング法

金属鉱山において、切羽の天ばんを採掘に伴って崩落させて採掘する方法。 
次の 3 種類がある。

a)トップスライシング

b)サブレベルケービング

c)ブロックケービング

 

 

 

傾斜面採掘法

採掘面に 40°ぐらいの傾斜を付けて採掘する方法。積込みは、手積み又は機械積みによる。

 

 

 

階段採掘法

一つ又は数個の水平なベンチで採掘する方法。ベンチの高さは、使用する掘さく機械又は
鉱床の状態によって異なるが、一般に 5∼20mぐらいである。

 

 

 

グローリホール法

立坑を中心にして,じょうご状(又はじょうごの一部の形状)に採掘する方法。鉱石は、立坑を経て搬出される。

 

 

 

跡ばらし

採掘跡の天ばんを自然に又は人工的に崩落させること。

 

 

 

全断面掘進機

爆薬を使用することなく,削り取り、衝撃作用などによって、全断面にわたって坑道を掘進する機械。

 

 

 

水力採掘法

ノズルから高圧水を噴射して掘さくする採掘方法。

 

 

 

 

坑内安全保護装置

 

支保

坑道,採掘切羽などにおける落ばん、落石などを防止するために設ける構造物。

 

 

坑木

坑内の支保に使用する木材の総称。

 

 

三つわく

坑道支保の一種であって、3 個の部材を鳥居状に組み合わせた支保。

 

 

 

多角形わく

坑道支保の一種であって、部材を多角形状に組み合わせた支保の総称。

 

 

 

アーチわく

坑道支保に使うアーチ形をした鉄わくで、剛性アーチわく、可屈アーチわく、可縮アーチわくなどの種類がある。

 

 

 

剛性支保

ばん圧を受けても、断面積も形状も変わらないようにするための坑道支保。

 

 

 

可縮支保

 

ばん圧がある大きさ以上になると、そのばん圧を支えながら縮んで破損を防ぐ構造をもつ支保。

 

 

 

可屈支保

部材の連結部で屈折し、組みわく全体の形状が変わることのできる構造をもつ支保。

 

 

 

インバート

支保を強化するために坑道の床面を掘さくして入れる部材。

 

 

 

築壁

れんが,コンクリート,コンクリートブロックなどで築いた壁及びその作業。立坑支保に使うことが多い。

 

 

 

自走支保

何本かの鉄柱を組みわくとし、水圧によって移動前進できる構造にした支保。

 

 

 

鉄柱

主として採炭採鉱切羽の支保に使う可縮性の鋼柱であって、摩擦鉄柱、水圧鉄柱などがある。

 

 

 

カッペ

相互に連結できる構造をもつ切羽天ばん用の金属ばり。

 

 

 

打柱

天ばん保持,支保強化,機器固定などの目的で立てた鉄柱又は木柱。

 

 

 

木積

天ばんを支えるために,坑木を井形に積み上げたもの。

井形の中に廃石(捨石)を詰めた実木積と何も詰めない中空の空木積とがある。

 

 

 

ルーフボルト

支保の一種で、岩ばんに差し込んで使用するボルト及びその附属品。

 

 

 

切張

アーチわく,三つわく,多角形わくなどの支保を固定させるため、わくとわくとの間に入れる部材。

 

 

 

矢板

支保に使用する板材の総称。 

 

 

差し矢法

崩壊性の土砂又は岩石に対して使う支保の方法で、差し矢という先端をそいだ丸太又は板材を
はりの上から前方に打ち込み、順次支保を進めてゆく方法。

 

 

 

裏込め

支保の裏側にそう入する充てん物及びその作業。

 

 

 

仕繰り

縮小又は変形した坑道を拡大修復すること。

 

 

 

鉱柱

坑内構造の維持・保安などのために残した鉱体の部分。

 

 

 

充てん

採掘跡、その他の坑内空間などを廃石(捨石)、土砂又は選鉱尾鉱などで詰めること。

 

 

 

 

軌道

路ばん又は道床上に一定の間隔にまくら木を並べ、レールを敷設したもの。

 

 

 

継目板

レール又は形鋼をつなぐために、数本のボルトでつなぐ鉄板。

 

 

 

 

プーリ

力を伝達したり巻き上げたりするために、ロープ、ベルトなどの方方を変える案内車。

 

 

 

緊張装置

ベルト又はロープとベルトプーリ又はシーブとの間の摩擦力を適当な大きさに保持して 、
所要動力を確実に伝達するために、常に適当な大きさの張力をベルト又はロープに加えておくための装置。

 

 

 

緊張錘

重力を利用して、ベルト又はロープなどに常に適当な大きさの張力を与えておくための重錘。

 

 

 

 

ベルトコンベヤ

二つのプーリ又はドラムの間に環状のコンベヤベルトを張り、その上に運搬物を載せ,
ベルトを同一方向に連続的に動かして運搬するコンベヤ。

 

 

 

 

 

 

キャリアローラ

ベルトコンベヤのベルトを支えるローラ。

 

 

 

 

シャットルカー

水平又は緩傾斜の路上を往復する、高さの低い自走運搬車両。
ゴムタイヤ車輪を備え、車体の底はコンベヤに作られている。

 

 

 

グランビー車両

内容物を放出するのにチップラを使わない構造の鉱車の一種。 
ガイドレールの上に乗って車体が約 45°傾くと同時に、下向きになったほうの側板が開き、
列車の編成を解くことなく徐行運転中に内容物を放出する車両。

 

 

遷車台

一つ又は二つ以上の軌道をもつ車付きの台で、軌道と直角方向に移動することができ、
その上に機関車、鉱車などを載せて、平行軌道の一方から他方の軌道に移す装置。

 

 

 

転車台

機関車,鉱車などを載せて,その向きを変えるための回転台座。

 

 

 

ドローバー

車両を連結する連結棒。

 

 

 

エンドレスロープ運搬

循環するロープによって、鉱車などをけん引輸送する軌道運搬方式。
循環ロープの位置により、次の 2 種類がある。

a)上綱式:車両の上を通る方式。

b)下綱式:車両の下を通る方式。

 

 

 

コース巻

軌道斜坑運搬の一種。 積載列車を斜坑上部の巻上機で巻き上げ、からの列車を自重で下部にもどす運搬法。

 

 

 

自動斜坑運搬

重力を利用して、積載車両を巻き下ろすと同時に空車を巻き上げる運搬法。

 

 

 

ホイスト

巻胴軸が水平の小形巻上機。

 

 

 

 

 

 

 

 

クリップ

エンドレスロープ運搬又は架空索道運搬において、列車又は搬器を一時的に引き綱に

連結して走向させるためのつかみ金具。

 

 

 

コース元

ケージ又は鉱車などに連結するロープの部分。

 

 

 

立坑巻

立坑におけるロープによる運搬法の総称。巻上法には、ケージ巻上法とスキップ巻上法とがある。

また、巻胴の形式によって、巻胴式巻上機、ケーペ巻上機及びリール巻上機に分類する。

 

 

 

ケーペ巻

立坑巻上法の一種。 綱 み ぞ を 備 え た 大 き な ケ ー ペ プ ー リ に 1 本又は数本の巻綱を掛け、
その両端にケージ又はスキップを付け(ケージ又はスキップの下につり合い綱を使う。)、
ケーペプーリの綱みぞと巻綱との間の摩擦によって巻上機の動力を伝える。

 

 

 

深度計

巻上げ中、ケージ,スキップ又は鉱車など(斜坑の場合)の位置を指示する計器。

 

 

 

巻上塔

ケーペ巻において、巻上機を直接その上に設置した塔。

 

 

 

巻上げやぐら

巻上機を地上にすえ付ける場合のヘッドシーブ設置用のやぐら。

 

 

 

ヘッドシーブ

巻上げやぐらの頂部に設置し、巻綱を受けるシーブ。

 

 

 

多綱巻

ケーペ巻において、大きな径の巻綱の代わりに、数本の小さな径の巻綱を並べて使用する運搬法式。

 

 

キングポスト

ケージと巻綱とを連結する棒状のつり金具。

多段ケージでは,すらせで十分に案内されていてケージの四すみをチェーンなどでつ
る必要がないため、ケージの中心部を 1 本の棒状金具でつることがある。

 

 

 

ウェッジグリップ

立坑巻綱とケージ又はスキップとの連結金具。くさびの自動締まり作用を利用したもの。

 

 

手綱鎖

たづなくさりケージと巻綱とを連結する鎖。

ケージの左右両側で、頂部の両端及び中央に付けた合計 6 本の鎖を上方で一つにまとめて巻綱でつる。

 

 

 

ケージ

立坑巻上装置の一つで、人又は鉱車などを載せて上下する容器。

一段式ケージと多段式ケージとがある。ケージは、巻綱によってつられており、巻上機で運転する。

構造材料は、一般には鋼材であるが、軽量化するために軽合金で造ることもある。

 

 

 

デタッチングフック

ケージが過巻状態になったとき、ケージをロープから外して、立坑のヘッドシーブの
下のフレームに安定させる安全装置。

 

 

 

つり合い綱

 

立坑において複式巻上げを行うとき、巻綱による不平衡荷重をつり合わせるため、
ケージ又はスキップに取り付けるワイヤロープ。

 

 

ケプス

ケージに鉱車などを出し入れするとき,ケージを載せ、かつ、ケージ内のレール面と
坑道又は地表のレール面を一致させる目的の装置。

 

 

 

スイングデッキ

ケージに鉱車などを出し入れするときに使用する渡し板。

 

 

 

すらせ

a)

ケージ又はスキップが立坑内を昇降するとき、その走行を案内するための装置。設置する場所により、
横すらせ,端すらせ,すみすらせの 3 種類があり、
また、材質によって、木すらせ,軌条すらせ,綱すらせに分類する。

b)

鉱車などが斜坑の曲線部を通過するとき、転覆,脱線などを防止するための装置。

 

 

キブル

立坑掘さくにおいて廃石の搬出、人員の昇降、材料の運搬などに使用する金属製のたる形容器。

 

 

 

ライダ

キブルが立坑内を昇降するとき、その振れ及び回転を防止するためすらせ綱に沿って
キブルとともに上下する案内フレーム。

 

 

 

架空索道

架空ワイヤロープにつるした機器によって、積載物を運搬する方式。 
貨物用には、大別して単線式索道と複線式索道とがある。

 

 

 

単線式索道

搬器の荷重を支持する支索と、搬器をえい行するえい索とを兼ねる 1 本の架空ワイヤロープによって
運搬を行う架空索道。

 

 

複線式索道

搬器の荷重を支持する太い支索と搬器をえい行するえい索との 2 本の架空ワイヤロープによって運搬を行う架空索道。

 

 

 

往復式索道

搬器が同一の架空ワイヤロープ上を往復する索道。

 

 

 

受索輪

えい索(引き綱)を支持するシーブ。

 

 

搬器

鉱石、材料などを運搬する容器。 

 

 

 

 

 

 

 

バケット式積込機

チェーンを使うバケット(又はディッパ)とコンベヤを組み合わせた積込機。 
ショベル式積込機に比べてバケットの運動距離と時間が短く、すくい込みの幅が大きい。

 

 

 

スクレーパ

かき込み容器の前後に引きロープともどしロープを取り付け、ホイストによって、
シーブを介して往復運動を与え、鉱石,石炭などをかき寄せる機械。

 

 

 

スクレーパホイスト

スクレーパに往復運動を与える複式ドラム又は 3 ドラムの小形巻上機。

 

 

 

グラブバケット

つかみ装置の付いているバケット。

 

 

 

チップラ

鉱車(炭車)の積載物をあけるために、鉱車(炭車)を転倒させる装置。

 

ポケット

上方から鉱石、石炭などを投入し、下方から取り出すように造られた貯蔵設備。

 

 

 

 

主要扇風機

しゅようせん
ぷうき

主要通気に使われる扇風機。使用法式によ
って,次の 2 種類がある。

a)

押込扇風機 (forced fan)

押込通気に使う扇風機。

b)

吹出し扇風機 (exhaust fan)

吸出し通気に使う扇風機。

main fan

4336 

補助扇風機

ほじょせんぷ
うき

通気的閉回路の存在する特定区域の通気を
増強するため,坑内の特定地点に,付加的

に設置した扇風機。

 

局部扇風機

局部通気に使う扇風機。 

 

 

予備扇風機

主要扇風機又は補助扇風機の故障時などに用いる扇風機。

 

 

 

通気孔

特に通気のために使われる斜坑,立坑など。 

 

 

通気坑道

通気を主目的とした坑道。

 

 

通気しゃ断壁

空気の出入りを防止するための防壁。

 

 

 

 

落ばん

坑内空間の天ばんが落下すること。 

 

 

崩落

坑内空間の周壁が落下すること。

 

 

高落ち

坑内空間の天ばんが崩落すること。 

 

 

浮石

坑内又は露天採掘場において、岩ばんの一部が緩んで崩落しそうな部分。

 

 

 

転石

いったん天ばんなどからはく離した鉱石又は岩石が斜面などによって、更に移動すること。

 

 

 

打診

浮石,岩ばん内の空げきなど、坑内空間周辺の岩ばん内部の異状を探知するため、
その周壁をたたいて音を聞くこと。

 

 

 

保安鉱柱

坑内と坑外の構造物の保全のため、又は採掘場所の安全を維持するために、
未採掘のまま残した鉱柱。

 

 

地表陥没

地表の一部が沈下する現象。

 

 

坑水

坑内からわき出る水。

 

 

廃水

選鉱(選炭)場、製錬場その他鉱山の諸施設などにおいて使用し、廃棄される水。
廃石(捨石)又は鉱さいのたい積場から流れる水。

 

鉱煙

鉱物の製錬諸工程から排出する煙。 

 

 

煙害

製錬所などの廃煙により第三者に与えた不利益。

 

 

スピゴット

シックナ又は分級機の底にある沈積物(アンダフロー)の抜き口。 
これから転じて、そこから抜いた産物自体のこともいう。

 

 

 

 

ジョークラッシャ

一端を支持した可動板を固定板に向けて前後させることによって、固定板との間で原料を粉砕する機械。

 

 

 

ジャイレートリクラッシャ

旋回運動をなす円すい台形の物体と、それを囲むすりばち形の物体との間で
粉砕を行う機械。

 

 

コーンクラッシャ

上下二つのかさ形物体の間で、下側のかさ形物体の旋回運動によって粉砕を行う機械。

 

 

 

インパクトクラッシャ

被粉砕物に対し衝撃板(又は反発板)との衝撃又は被粉砕物相互の衝突によって
高速度の衝撃を加え,粉砕を行う機械。

 

 

 

クラッシングロール

一対の平行円筒体を互いに逆方向に回転させ、その間で原料の粉砕を行う機械。

 

 

ハンマミル

多数のハンマをもつ円筒を、水平軸又は垂直軸の周りに高速で回転させ、衝撃,せん断,摩擦などの
作用によって原料を粉砕し、かつ排出口に格子をもつ機械。

 

 

 

ブラッドフォードブレーカ

穴あき鋼板の円筒を回転させ、その内面に取り付けたかき上げ羽根によって原料を
持ち上げ落下させて、選択破砕とふるい分けとを同時に行う機械。

 

 

 

ローラミル

回転するローラと円板又はリング内面との間で原料を押しつぶすことによって粉砕を行う機械。

 

 

 

回転ミル

軸を水平にした円筒形又はこれに準ずる形の容器にボール、ロッド、その他の粉砕媒
体を原料とともに装入し,これを水平軸の周りに回転させることによって、衝撃,摩
擦などの作用によって粉砕を行う機械。

 

 

 

ボールミル

球形の粉砕媒体を使用する回転ミル。

 

 

ロッドミル

機体内面の長さよりやや短い鋼棒(ロッド)を粉砕媒体として使用する回転ミル。

 

 

 

ペブルミル

けい石、その他の岩石の塊を粉砕媒体として使用する回転ミル。

 

 

 

シリンドリカルミル

本体の形状が円筒形をなす回転ミル。 

 

 

チューブミル

直径に比べ約 2 倍以上の長さをもつシリンドリカルミル。

 

 

 

コニカルミル

機体の形状が中央で円筒形、フィード側と排出側で円すい形をなす回転ミル。

 

 

振動ミル

粉砕媒体を原料とともに装入した機体に振動を与えることによって、粉砕を行う機械。

 

 

 

粉砕媒体

回転ミル,振動ミルなどにおいて、被粉砕物に対し粉砕力を与えるために、機体容器

中に装入する物体(ボール,ロッドなど)

 

 

シックナ

a)

パルプ中の固体粒子を沈降させて濃縮する装置。

b)

円形のタンク中でパルプの固体粒子を重力で静かに沈降させて濃縮し、
レークによって底部中央にかき集めて抜き出す装置。原則として、固形分を
含まない水をタンクの周囲から連続的にオーバフローさせる。

 

傾斜板シックナ

水面に対し多数の平行傾斜板を備えた

 

 

沈降タンク

パルプ中の固体粒子を沈降分離するために用いるタンク。特に逆円すい形のものを
セットリングコーンという。

 

 

 

沈殿池

パルプ中の固体粒子を沈殿分離するために設けた池。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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